norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

不思議な邂逅

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 昨日までで2001年の韓国出張ツアーの話は終わりにするつもりだったのだが、最後にもう一エピソードを付け加える。

 成田に着いて横浜方面へ帰る成田エクスプレスの次の便を予約してから余った時間で空港ビルの最上階にある蕎麦屋へ一人で腹ごしらえに行った。

 席に着いて蕎麦が運ばれてくるのを待っていると、真正面の視界に見覚えのある男の姿を認めたのだった。前の会社で同期入社した男で、その時勤めていた会社とは共同プロジェクトとしての関係者だった。勤めていた会社内では有名な評判の悪い男だった。傲慢そうな話し方が嫌われていたのかもしれない。その男が女性一人を伴って二人だけで食事していたのだ。成田で二人きりで食事をする男女。女性のほうが歳は上そうで夫婦には見えない。パソコンを持参していたので、早速状況を会社の同僚たちに報告する。その際に伴っている女性の事を皮肉で、お母さんのようにも見えなくもない妙齢(?)の女性と記しておいた。妙齢(?)のというのは勿論文字通りではなく、妙な齢のという意味だ。国籍も不明で、アジア系が入ったハーフといった感じ。

 後に発覚したのだが、日本で行われた講演会の座長で来た米国人女性を成田まで見送りに来たらしかった。普通そこまでするだろうかと言う意味でも会社の同僚たちの興味を惹いたようだった。

 (今日の画像は記事とは特に関係ない)

 

韓国娘たちの不思議な会話

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 昨日の続き。仁川から成田往きの日航ジャンボ機に乗り込んできて隣に席を取った三人の韓国娘たちはとても不思議な存在だった。

 当初乗込んできた際には早口のハングル語で、矢継ぎ早に会話をしていて全く何を言っているのか理解できないでいた。その頃は留学でもしている学生かなと思っていたのだが、突然会話が日本語に変ったのだ。それもかなり流暢で早口だったので、二重人格の人格移動が起こったのかと思うほどだった。

 「精算はそんな細かいのは適当に書いとけばいいのよ。どうせバスとかは領収書なんか出ないんだから。」

 「仕事が終わったら適当にどんどん遊べばいいのよ。私は遊ぶつもり。」

 日本語で聞こえてきたのはそんな会話だった。

 想像するに、日本と韓国の両方に事務所のある会社に勤めていて、業務出張のOLの様子だった。通訳として勤めているのかもしれないとも思われた。

 反対側の営業のH氏がしきりに話し掛けろとけしかけてくるのだったが、それは止めておいた。機内誌に載っていた機内ストレッチを突然始めたりして身体に似合わない豊かな胸をすぐ横でゆさゆさ揺らしたりするので、ただただ目のやり場に困っていたのだった。

 

 

初めての仁川から成田へ

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 水源でのルノーサムスンとのミーティングの後は前にも泊まったキャッスルホテルで一泊する。前夜の二日酔いに懲りてこの日は営業二人組はかなり自粛していたようだ。最後の夜に何を食べたのかも覚えていない。

 翌朝はもう日本へ向けて旅立つことになる。タクシーでソウルの街も寄らず一気に仁川(インチョン)国際空港へ向かったようだ。仁川空港はその年の春に出来たばかりで、真新しいビルだった。飛行機は往きと同じ日本航空の747ジャンボ機。席は最後尾で通路の外側の席がもう無い真ん中5席しかない部分。通路側に同社の営業H氏、その内側に私、H社の営業のY氏は別の列だったようだ。H氏が「いい席を取りましたね。」と私にこっそり言う。というのも搭乗の最後のほうになって韓国人の若い女性三人組が最後尾の列の残った三つの席に乗り込んできたからだ。私の隣の席は、韓国の若い女性特有のスレンダーな身体を強調するような格好で、タンクトップからブラのストラップが覗いているし、股上の浅いジーンズは座ると背中から下着が見えるぐらいで、目のやり場に困る状況だった。

 

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ルノーサムスン テクセン再訪

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ルノーサムスン テクセン駐車場にて K氏の元上司S氏)

 

 水源にあるルノーサムスンのテクセン来訪は二度目になる。最初の時はハングル語しか喋れない韓国人ばかりで、意思疎通は難儀したが、二回目のこの時は日本人の知り合いが居て随分楽だった。そのうちの一人は嘗ての私の部下だった男だ。彼は嘗ての会社からルノーサムスンへ技術指導の為に出向していて、私は同じ会社から関連会社である自動車用電子機器の専門会社に出向していたのだ。もうひとりの知り合いは、先の米国出張の際に同行したK氏の嘗ての上司で、やはりルノーサムスンへ技術指導の為に出向していたのだった。

 ルノーサムスンの人は日本人同士だけで打合せをするのを好まず、英語が判る韓国人のプロジェクトマネージャーがずっと同席していたが、つい日本語で会話したくなり、すぐ後で英語で何と言ったのかを通訳する羽目になった。

 

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(RSM チョ氏と H社駐在Y氏)

 

ソウルへのフライト

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 韓国三日目は午前中に釜山からソウルへと向かうことになる。使う便は大韓航空国内線だ。ソウルの国際空港はもう仁川(インチョン)国際空港が開港しているが、この時は国内線なので相変わらず金浦空港が行き先となる。釜山の空港から1時間も掛からなかった筈だ。

 金浦空港からはタクシーで半年前に訪れたルノーサムスンのテクセンがある水源(スイウォン)へ直行することになる。

 

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釜山出発の朝

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 釜山のルノーサムスンとの工場での商談の次の日はもうソウルへ向けて立つことになる。その前にホテルの周辺を散歩してみた。二人の営業マンは二日酔いで酔いつぶれている頃だ。

 ホテルの外のすぐ傍の路上で、野菜を揚げている屋台を見つける。何だかアジアンぽくってとても懐かしい感じだった。この辺の感覚はタイに居るようなインドネシアに居るような、なにかアジア特有の雰囲気がある。買って試してみれなかったのがとても残念だ。

 

商談後の会食と自前の打ち上げ

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 釜山ルノーサムスン工場での商談の後は、先方の招待で釜山名物の海鮮物を食べさせる店に招待される。日本でいう所謂刺身なのだが、食べ方がかなり違う。魚は鯛やスズキなどだったと思うが、エゴマの葉のようなもので包み、コチュジャンのような辛い味噌を付けて食べるのだ。魚そのものは新鮮で美味しいのだが、食べ方は微妙。醤油とワサビで普通に食べたかった。

 ルノーサムスンの連中と別れてホテルに戻ってきてからは、こちらサイドの人間だけでホテルに付随するカラオケに行こうということになる。キャバクラとカラオケの中間ぐらいの設定で、こちら男三人に対し、若い女性が二人付いていた。かろうじて会話は出来たような気がするので、片言の日本語ぐらいは喋れたのだったような気がする。英語での会話だったかもしれない。私はそうそうに辞退して部屋に戻ったのだが、同行した営業マン二人は明方まで女の子たちと一緒に呑んでいたそうで、朝再会すると二日酔いで絶不調の様子だった。

 

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 画像はイメージ図で、ホテルのカラオケとは直接関係は無いもの。