norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

チャ・アム・リージェントホテルの宿泊棟

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 チャ・アムのホテルで案内された部屋は最上階ではないが上の方の階だったのは間違いない。残っているビデオ画像に2418とルームナンバーが写っていたので5階建の4階だったのだろう。バンコクのホテルと同じく二間連続の部屋で、部屋同士内部のドアで行き来が出来るものだった。片側がツインでもう片側がダブルになっていた。夫婦と子供二人連れというのは現地でも典型的な宿泊客のパターンだったのだろう。宿泊室が並ぶ棟は中庭に面した三角形の造りで、長い廊下と棟同士を繋ぐ渡り廊下で繋がれていて、マンション風の造りになっていた。真白く塗られた壁や手摺りは近代的な国際ホテルという感じだったが、廊下のあちこちにある鏡やエレベータ内の装飾は、宗教的なデザインで金色に彩色されていて、タイの寺院風でもあった。

 

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チャ・アム・リージェントホテル到着

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 バンコックのサイアム・シティホテルから水上マーケット巡り、ワット・ポー散策、昼食休憩など諸々の観光時間も含めて6時間ほどのバス・ツアーを経て漸く最終目的地であるチャ・アム・リージェントホテルに到着することになる。チャ・アムはまだ開発途上にあるリゾート地らしく、荒れ果てた空き地が多かったように思う。何も無い平地に突然ホテルのゲートが現れ、そこからホテル敷地内の森に入ってバスはどんどん奥へ入っていく。暫く森を走った後、エントランスホールのある建屋に到着する。海の見下ろせる吹き抜けのロビーで手続きが終了するまでの間、ウェルカムドリンクがふるまわれた。フルーツをあしらったカクテルのようなものだったが、子供達用には別にフレッシュジュースが用意されていた。

 部屋に案内されてホテル全体を移した絵葉書を見てその敷地の広大さに驚かされた。ホテルの建屋の裏側に大きな池と東屋のようなものがあるのだが、その更に裏手にもホテルの敷地の森があることが分かる。後にこの絵葉書には入りきれない海沿いの場所に別の建屋とレストランがあることも判明する。

 

寝釈迦仏

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 水上マーケットの後に訪れた場所に寝釈迦仏とか涅槃仏とか言われている巨大な金色の寝そべった仏像が置かれている場所があった。画像は8mmビデオを含めて残ってはいない。おそらくは屋内だったか洞穴の奥だったかで相当暗かったので撮らなかったのだろう。お堂の入り口付近で金箔を売っていて、それを金色の仏像の何処かに貼ると御利益があるというような話もあったように思う。金箔を買って貼っているのはタイ人が大多数だったようだ。そんな場所に行くことさえ事前には調べてなかったので、何と言う場所なのか知らなかったが、今現在ネットなどで調べてみるとワット・ポーという観光名所だったらしい。

 微かに記憶にあるのは、近くに野放しの猿が沢山いたことだ。テナガザルも繋がれていて、こちらのほうは性格が獰猛で、手に鋭い爪があって危険らしく綱で繋がれていて、手前に柵もあって近づけないようになっていた。

 小象を放して触らせてくれたり乗らせてくれたりする象使いの居る場所もあったが、それが同じワット・ポーだったのか別の場所だったのかは最早確かめる術もない。

 

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 水上マーケット

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 チャアムへ向かう大型観光バスは途中何度も観光所のようなところに休憩を兼ねて停まった。確か一番最初は蘭の栽培園のようなところだった。その後、木彫りの工芸実演をやっている場所とかタイシルクやろうけつ染めの実演販売所とかを廻った後、水上マーケットのあるタイではかなり有名な観光地にやってきた。河自体はチャオプラヤー河だと思うのだが、支流が幾つも網目状に流れていて、それらに囲まれた洲のようなところをオートバイのエンジンみたいなので轟音を立てて細長い十人乗りぐらいの船がかなりの速度で縦横無尽に巡っているのだった。水上マーケットというだけあって、物売りも多く、果物を売る船、民芸品を売る船、フォーのような麺類を売る船など実に様々な船の屋台がそれこそひしめきあっていた。

 

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チャアムまでの長い道のり

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 バンコク市内からチャアムビーチのホテルまでは、あちこちの観光や昼食もあって、かなりの時間が掛かった。まずホテルを出発してバンコク市街を出るまでが渋滞続きで、我々を乗せた大型バスはなかなか郊外まで脱出出来なかった。途中おおきな吊り橋を渡る。地図をみるとどうやらチャオプラヤー河だったようなのだが、その後かなり走った後、訪れる水上マーケットのチャオプラヤー河らしいので、違っていたかもしれない。但し、タイの大河は飛行機から見ても分かる大きく蛇行しながら平らな平野をあちこちに渡って流れている川なので、同じ川でも広範囲に流れているのかもしれない。吊り橋のかなり高い位置から見下ろした大河の縁に白いビルのようなものが見えていたのだが、だんだん近づいて行くとそれは大型船なのだということが分かる。まさにノアの方舟のようだった。

 Wikipedia で調べるとチャオプラヤー河は昔はメナム川と呼ばれていたそうだ。私自身も小学生か中学生ぐらいの社会科の授業でメナム川と習った記憶がある。チャオプラヤー河はタイ語でメナム・チャオプラヤーと言うそうで、メナムは河という意味。それを聞いた外国人がメナムというのを河の名前と勘違いして伝わったそうだ。戦場に架ける橋のクワイ河で戦争が行われていた時代の話なのだろう。

 

バンコクの食事

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 バンコクはチャアムビーチへ行くまでの繋ぎでしかなく、着いた日の夕食、チャアムへ出発する前の朝食、そして最終日、チャアムから戻ってきての昼食の三回だけの食事だった。最初の夕食はホテルへ到着したのがもう暗くなってからだったので、外に出る気もせず、ホテル内の中国料理店へ入ることにした。当時の日記によると北京ダックとかフカヒレスープとかを頼んだようなのだが、印象に残っているのは海鮮焼蕎麦だった。タイではどんな料理でも唐辛子の入ったお酢の小皿が付いてくる。これがタイ料理らしさを醸し出すのだ。

 朝食にはパクチーなどをトッピングするお粥がタイっぽかった。

 

バンコクの街とサイアムシティホテル

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 バンコックの空港は2年前のプーケット旅行で既に訪れてはいたが、空港から外にでたのはこの時が初めてだった。その時からもう既に三十年以上が経っているので、見違えるようになっていると思われるが、その時はバンコックの街は綺麗整備されているとは言い難い雑多な街並みだった。何より道路が何処へ行っても大渋滞で、バーツ暴落の前だったせいか、かなりの活気が感じられた。空港からホテルへの送迎はミニバンで、運転席のダッシュボードには極彩色の宗教的な飾りが満載されていて、国柄の違いに驚かされた。

 日が暮れ始める頃にようやく渋滞を抜けて辿り着いたサイアムシティホテルは繁華街のど真ん中にある都会的なシティホテルで、大理石張りの広い廊下には、美しいタイ女性の奏でる弦を張ったシロホンのような楽器のガムラン風音楽がゆったり流れていた。

 

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